アトピー新薬「エトキマブ(etokimab)」とは?

アトピー新薬「エトキマブ(etokimab)」は、イギリスのオックスフォード大学の研究グループが、発表した新薬です。

 

アトピー性皮膚炎で一番困るのが、痒みです。
特に、症状が悪化すると、激しい痒みを伴うため、今まではステロイド薬等を使った方法が一般的です。

 

ただ、ステロイドは、
副作用が出るケースや、使いすぎると効果がなくなってくるなど、やはりリスクと効果を天秤にかけながら、上手く使っていかなければなりません。

 

今回の新薬は、ステロイドに変わる可能性のある新薬でもあり、注目されています。

 

journal Science Translational Medicine

 

アトピー性皮膚炎の原因。IL-33をターゲットにしたエトキマブ(etokimab)

アトピー性皮膚炎の患者は、厚生労働省の患者調査によると、2014年で約45万6千人を超えています。年々増加の一方です。

 

そのアトピー性皮膚炎を引き起こす原因の1つが、IL-33です。
このIL-33は、免疫細胞を活性化するタンパク質であることが知られています。

 

今回の新薬エトキマブは、このIL-33をターゲットにした治療薬です。

 

IL-33とは?
インターロイキン33(IL-33)は、内皮細胞や上皮細胞により産生されるサイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質であり、細胞間相互作用に関与する生理活性物質)です。

 

インターキロン(IL)は、サイトカインの仲間で、免疫応答の調節のために、マクロファージやリンパ球が分泌するペプチド・タンパク質の相称です。

 

アトピー患者のエトキマブ(etokimab)の治験

アトピー患者12名を対象にエトキマブによる治験をおこなった結果、約1ヶ月後には8割以上の方が改善の効果がみられたとされています。

 

治験内容
  1. プラセボ注射
  2. イエダニを注射(アレルギー)
  3. 1週間後にエトキマブを注射
  4. 免疫反応を引き起こす物質を注射

 

結果

アトピーの症状の程度を表わすスコアが半減。
29日で83%改善

 

参考文献
journal Science Translational Medicine

 

この研究論文は、米国科学振興協会によって設立された学際的な医学雑誌「journal Science Translational Medicine」に掲載されています。
まだ、エトキマブを実際に誰もが使える状況ではなく、現在は調査段階のようです。

 

今後の治療薬として、ステロイドに代わるものになる可能性もあります。
将来期待できそうな新薬にですね。

 

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